Keeper ブラウザ拡張機能の Version 16.2.0 がリリースされました。このリリースではサイト上でパスワードを保存する画面が使いやすくなったほか、パフォーマンスの改善が含まれています。
新機能
自動入力の提案
新しいサービスにサインアップする際に Keeper がお手伝いします!
メールアドレスは、Keeper のボルトに登録されたメールアドレスから利用頻度の高いものを提案するようになりました。これにより、自分のアドレスのみならずチームのMLアドレスも簡単に入力できます。
パスワードの欄にカーソルを移動すれば、Keeperがあなたに代わって強力なパスワードを即座に生成します。「入力と保存」をクリックしましょう。
これだけで新しいサイトのIDとパスワードが保存されます。今回のリリースで、ポップアップ画面からサイトの保存先を変えられるようになりました。チームとすぐに共有したり、フォルダに整理したいときに便利です。
すでにアカウントを持っているがKeeperにまだパスワードを登録してないサイトでも動作がスムーズになりました。これまではパスワードを入力してログインしてから「パスワードを保存しますか」と通知が出ましたが、サイトのつくりによっては正しく表示されないことがありました。(ログイン後に自動的な画面遷移が発生する場合など) 今回のリリースではログイン画面でパスワードを入力した流れでスムーズにパスワードを記憶させることができるようになりました。
自動入力の提案機能は是非みなさんに使っていただきたいですが、もし組織でこの機能を禁止したい場合はカスタマーサポートで対応が可能です。Keeper managed by ZUNDA ではこうした細かいリクエストにも対応できます。
同期の高速化
大量のアカウントを保存している場合の同期速度を改善しました。これまで「保存したサイトが他のタブに現れるのに時間がかかる」現象にお悩みでしたら、是非アップデート後にお試しいただきたく存じます。
バグ修正
確認された以下の問題について、本リリースにて修正しました。
- (法人向け) 強制ポリシーで KeeperFill の「自動入力」を無効化していてもブラウザ拡張機能で動作してしてしまうことがありました
- パスワードの自動入力プロンプトが、パスワード入力と関係ないページで表示されることがありました
- ユーザーが拡張機能にログインしていないにもかかわらず、拡張機能がログインしているように見えてしまうことがありました。この状態でレコードの保存をしようとすると失敗します。
- 「ログイン・プロンプト」設定をオフにしていても表示されることがありました。
- 「記録タイプ」機能で作成されたレコードに記憶させた二要素コードが正しく自動入力されませんでした。
- 拡張機能からレコードを検索するときにスペースが入力できませんでした。
- ボルト上で作成したレコードが拡張機能に即時に同期されないことがありました。
また、いくつかのサイトでの動作を改善しています
- brightree.net
- Apple Developer Program
- Apache Guacamole
その他、画面の表示などに発生していた不具合を修正しています。
入手について
アップデートは各ブラウザの拡張機能ストアを通じて自動的に配布されますが、2022年2月15日現在 Edge アドオンストアにはまだ反映されていないようです。
Microsoft Edge をご利用の方はもう少々お待ちください。
また Mac App Store 版 Keeper Password Manager アプリ に付属する Safari 機能拡張は記事執筆時点で 16.4.4 と他のプラットフォームと異なるバージョンを配布しておりますが、こちらは新機能への対応が確認できておりません。
参考情報
Keeper managed by ZUNDA について
ZUNDA株式会社は Keeper Security Inc 認定のMSP代理店として、パスワードマネージャーKeeperを法人・組織の皆様にお届けしております。
組織におけるパスワードの管理の効率化やセキュリティの向上を実現すべく、日本語による充実のサポートと運用管理(マネージドサービス)を日本のお客様に提供します。
詳しくはKeeper managed by ZUNDA 紹介サイトをご覧ください。